第一章『魔物の蠢動』その15
テスラの森
森番ジュゼッペ
「まさかこの森で災難が起こるとはな。俺もつくづく運がないな。」
森番ジュゼッペ
「ん? 俺に何か用かい?」
クエスト『魔の知識を求めて』クリア
森番ジュゼッペ
「あいつなら森の最奥にいるよ。もっとも無事かは知らないがな。俺も探すどころじゃない。
何故って? ……森に魔物が出たんだよ。あいつは3年前に王都に出たあの魔物に似ていたな。
あちこち怪我人がいて、俺はその世話に忙しいんだ。すぐ向こうにも怪我したのがいるしな。
お前さんも怪我人の世話を手伝ってくれりゃ助かるんだがね。」
森番ジュゼッペ
「ちょいと手伝ってはくれんかね? 何、簡単な話だ。
この包帯を、この森のどこかにいる貴族っぽい青年に渡して欲しい。
さっき森を見て回ってたら、どうも奴さん怪我してるみたいでな。
その時は包帯を持っていなかったから、渡せなかったんだ。
俺が持って行っても良いんだが、やるべきことが山積みでね。
頼めるなら、お願いしたいところなんだ。どうだ?」
森番ジュゼッペ
「助かるよ。確か奴さんの名前はタデオとか言ったはずだ。」
タデオのとこへ
貴族タデオ
「さっきのあれっ⁉ 変な生き物‼
君、さっきの見たかい? 信じられないよ。
……いや、見た以上は存在を信じるくらいはしてあげないと、気の毒だよな。信じよう、うん。
誰だって信じてもらえないと、悲しくなっちゃうもんな。」
貴族タデオ
「うん? 僕に何か用事かい?」
クエスト『負傷者支援』クリア
貴族タデオ
「あぁ‼ ありがとう‼
助かったよ。痛かったんだぁ。森番も君もすごく良い人だねぇ。」
貴族タデオ
「あっ、君のこと忘れてた。
なぁなぁ、君も見ただろう⁉ さっきのアイツ‼ 凄かったろう⁉」
選択肢:見た
貴族タデオ
「何なんだろうね、あれは? 「スケルトン」でも「ピックル」でもない。本当に大きかったなぁ。
あんな生き物いるんだね。知らなかったよ。」
選択肢:見てない
貴族タデオ
「とても大きい生き物が通っていったんだよ! 見たこともない生き物だった!」
ここから合流
貴族タデオ
「あ、この怪我かい? 少し油断しちゃってね。
いやしかし、びっくりしたよ。夢かと思った。
でも確かにいたんだ。
でなきゃ、僕の腕から血が出ててるわけない……いや、僕の怪我はさておきだね。
さっき森番から薬草と包帯をもらったことだし。爪も深くには食い込まなかったし。
うん、僕は本当に恵まれている!
って、それよりエッダだよ‼ この森で待ち合わせてるんだ。
彼女を見つけないと……。一人じゃ危ないよ‼ そうだよ‼ どうしよう、エッダが危ないんだ!
なぁ君、すまないが手分けして一緒に探してもらえるかい? すごく綺麗な人だから分かるはずさ。
え? 分からない? 本気で言ってるの? うーんと、僕と同じくらいの年で、肉屋の娘さんなんだ。
とにかく彼女を助けなきゃ。僕はこの近辺を探すから、君はこの奥を探してくれないかい?」
貴族タデオ
「君は良い人だな‼ よろしくお願いするよ‼」
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