MMOはレモン味|レモちゃんのオルクスブログ

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第二章『北の賢者』その6

グランリュクレス3


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流浪のドゥードゥー

「おや、何かご入用ですか?」

 

―約束通り、欲しい物をもらいに来たと伝えた―

 

流浪のドゥードゥー

「……ふむ、砂糖が必要ですか。

分かりました。

あるものなら、なんでも差し上げると申しましたからね。

約束どおり、一番甘くてキメの細かい、上等なのを一袋差し上げましょう。

あなたが持っているそのリンゴと合わせれば、実に良い砂糖煮が出来ることでしょうな。

あぁそうだ、もう一つシナモンも差し上げましょう。

これで良い香りが出ると思いますよ。」

 

 

 

 

シトルイユ村


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少女ステファーニェ

「あ、それシャルルさんのところのリンゴでしょ?

それすっごく美味しいよね。」

 

―これで菓子を作って欲しいと頼んだ―

 

少女ステファーニェ

「……えっ⁉ お砂糖もあるの⁉

うわぁ、凄い‼ それにシナモンまで。

ねぇねぇ、私の分もちょっとだけ残していい?

そしたら、あたしの家の小麦粉とバターを使って、とびっきりのお菓子を作るから。

いいよね? 

やったあ、それじゃあ作ってくるね。

後でもう一度話しかけてほしいな。」

 

 

少女ステファーニェ

「えへへ……あのね、リンゴをバターとお砂糖で煮て、タルトに乗せて焼いてみたの。

ちょっと焦がしちゃったけど、かえっておいしくなったかも。

あたしの分はもうとったから、はい、どうぞ。」

 

―リンゴのタルトを受け取った―

 

少女ステファーニェ

「とっても、あまーくっておいしいよ。」

 

 

 

 


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村娘ココット

「あらこんにちは。

私の知識の中で、あなたにお教えできることがあるとすれば、そうね……

カスロルの意見は参考になるってことかしらね。

あら? シナモンのいい香り。

ずいぶん、素敵なタルトをお持ちなのね。」

 

エスト『フルッシュの娘達』クリア

 

村娘マルミ―ト

「……あら、私達にくださるの?

まぁ、ありがとう。とっても親切な方ね。

量も多いのだし、あなたも是非一緒に召し上がってくださいな。」

 

―勧められるまま、タルトを一切れ一緒に食べた―

 

村娘ココット

「あら美味しい。」

 

村娘カスロル

「これお砂糖よね? それにシナモンのいい香り。」

 

村娘マルミ―ト

「少し焦がしてあるのが、いいわよね。甘みにほんのり苦味が混ざって。」

 

村娘ココット

「あぁ、美味しかったわ。

ごちそうさま。

それにしても、こんなに上等な物を分けていただけるなんて、本当に嬉しいわ。」

 

村娘カスロル

「一緒におやつを頂いたんですもの、腐ったレモンさんも、もう私達のお友達のようなものよね。」

 

村娘マルミ―ト

「言われてみればそうかもしれないわね。

腐ったレモンさん、もう少し何かお話していきませんの?」

 

 

村娘カスロル

「父さんは本当に、お野菜が好きよね。

カボチャ以外はあんまり甘くないのに、どうしてあんなに好きなのかしら。

そう言えば、さっきから村を行ったりきたりなさってましたけど、何をしてらしたの?」

 

―村から出られないことを話した―

 

村娘ココット

「あら、そういえばこの方、父さんのお気に入りじゃない?」

 

村娘カスロル

「言われてみれば確かにそうだわ。将来有望そうですもの。」

 

村娘マルミ―ト

「それじゃあ、なかなか出られるはずもないわね。

父さんが魔法で、あなたが外に出られないように、道を封じてしまったもの。」

 

村娘ココット

「でも、無理に出る必要もないんじゃありませんの?

父さんも、あなたのことを歓迎するつもりみたいだし。」

 

村娘カスロル

「そうね。

父さんはあなたに、ご馳走をいっぱい譲るつもりだと思うわ。

あなたがずっとここにいるべきだと思ったから、道を封じたんだもの。」

 

―それでも呪いを解くために、北の賢者に会いに行かなければならないことを話した―

 

村娘マルミ―ト

「まぁ、北の賢者に会いに行かれますの?

でも……大丈夫かしら?」

 

村娘ココット

「大変なことになるわね、きっと。

でもその前に、まずはこの村から出るのが大変よね。」

 

村娘カスロル

「そうね、父さんの魔法は私達でも解けないわ。

あなたが父さんの魔法が効かない存在になれば別だけど。」

 

村娘マルミ―ト

「でも、それこそ大変よ。源泉を直接浴びないといけないんだもの。

この温泉を遡って、命の湯を沸かせる「テルメの珠」を手に入れないと。」

 

村娘ココット

「珠は、乱暴者のカラックが番をして護っているから、そう簡単に手に入らないものね。

でも、出来る限り協力してさしあげるべきじゃない?」

 

村娘カスロル

「そうね。少なくとも、この温泉の下にある、テルメの神殿には連れて行ってあげることが出来るわ。

そこで奥までたどり着いて、カラックを倒せるかは、腐ったレモンさん次第だけれど。」

 

村娘マルミ―ト

「私達が倒せる相手ではないし、そこは確かに腐ったレモンさん次第ね。」

 

村娘ココット

「もしテルメの珠を持って帰れたら、腐ったレモンさんがちゃんと村の外に出て、北の賢者に会えるよう、手伝ってもあげられるわ。」

 

村娘カスロル

「どうかしら? 腐ったレモンさん。

温泉の奥までもぐって、テルメの珠を手に入れてみるつもりはある」


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村娘マルミ―ト

「流石ですのね。

それじゃあ、私達に話しかけていただけたら、テルメの神殿にお送りするわ。

 

 

 

 

 

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