第二章『北の賢者』その7
シトルイユ村
さ、痛めつけに行きます。
村娘マルミ―ト
「カラックは乱暴者で困ってしまうわ。
少しは痛めつけても、いいと思うの。どうせあの子はすぐ復活するもの。」
テルメの神殿
ここあれよな、振り返って撮ってやっと気づいたけど、エリシアオンラインの輪廻だっけかのアビもらったとこよな。あれ、輪廻だっけ、フォーゲルブルグ方面のストーリーだっけ? でもエリシアで見たよ……天使さんいたとこよな……。
村娘マルミ―ト
「おかえりなさい。珠は手に入りまして」
クエスト『湯殿の番人』クリア
村娘マルミ―ト
「まぁ、確かにテルメの珠だわ。
倒されてしまったカラックは気の毒だけど。でもしばらくしたら復活するもの、少しくらいいいわよね。」
村娘マルミ―ト
「テルメの珠は父さんの産湯を沸かせた珠なの。
父さんの魔力と同じ力を持っているのよ。」
村娘ココット
「同じ湯を浴びれば、父さんの魔法は効かなくなるわ。準備は良いかしら?」
村娘マルミ―ト
「それじゃあ、私は腐ったレモンが、シトルイユから外に出られるようにするわ。
父さんの魔法が効かない存在にしてあげるわね。」
―マルミ―トが、テルメの珠に息を吹きかけると、湯がこんこんと湧き出した―
―腐ったレモンの体に、不思議なお湯がふりかけられた―
村娘マルミ―ト
「さぁ、これで大丈夫。
あなたはきっと、フォーゲルブルグにたどり着いて、またお友達を作れるでしょう。
珠はカラックが復活しないうちに、こっそり元の場所に戻しておくわね。」
村娘カスロル
「それじゃあ、私は腐ったレモンさんがシトルイユに来たばかりのの頃持ってきてくれた物。
あの真珠をお渡しするわね。」
―カスロルから銀細工をあしらった、大きな真珠を受け取った―
村娘カスロル
「さぁ、もうこれはあなたのものです。いずれ役立つ日が来ますから、大切に持っていてくださいね。
ここから先は、きっと苦難の道でしょうから。」
村娘ココット
「それなら私は、その苦難を乗り越え、北の賢者に会うための祝福を腐ったレモンさんにさしあげるわ。」
―ココットから、綺麗な金色の鈴を渡された―
村娘ココット
「この鈴はヴワの鈴です。三度音を鳴らします。それでおしまいです。」
村娘マルミ―ト
「さぁ、旅立ってください。父さんにばれてしまう前に。」
村娘ココット
「だけど、少しだけ戻りたくなったら、また戻ってきてくださいね。」
村娘カスロル
「その時には、父さんの目を少しの間、私達がごまかしてさしあげますから。」