MMOはレモン味|レモちゃんのオルクスブログ

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第一章『魔物の蠢動』その26

ガレリア王


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小隊長ティナ

「お帰りなさい。

フィロンから、何か役に立ちそうな話は聞けた?」

 

エスト『闇の呪い』クリア

 

小隊長ティナ

「……なるほど。レガリアか。

強い魔力を持った道具を魔族は探しているわけね……

分かった。遺跡関係の護りをもう少し強化したほうがよさそうね。警戒しないと。

ひとまず、報告ありがとう。」

 

小隊長ティナ

「あぁ、そう言えば、結局あの杖は何故燃えてしまったか分かった? 私も少し気になってたんだけど?」

 

――フィロンから聞いた話を、合成生物に関する部分は誤魔化して、ティナに説明した――

 

小隊長ティナ

「……そう、あなたにかかっていた魔法のせいでそうなったのね……えっ⁉ あれっ? ちょっと待って……

今の話だと、あなたに誰かが魔法をかけていたせいで共鳴して杖が燃えたのよね?

それで、フィロンの話では魔法をかけたのが魔族だったなら今頃は呪われていて大変だったと。

そういう話で間違いないわよね?

……あなた前に言ってたわよね。あの時、遺跡で出会った魔族に何か魔法をかけられたって……

それで、もし呪われていたら、魔物が寄ってくるはずって。……魔物、寄ってきてたわよね?

それに王都を襲った生物だけは、気絶したあなたを恐れて逃げた。

ガレリアを襲った例の魔物は、例外的に逃げるかもしれない。そうもフィロンは言ってたと。

……今、体調に問題はない? 分かった。それならとりあえずエルモに相談しましょう。

これはまずいかもしれないわね……」


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小隊長ティナ

「呪われているとしたら対策を立てないと……」

 

 

 


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魔道士エルモ

「どうしたんですか? ずいぶん怖い顔をしていますけど。あの……僕、何かしました?

あぁ、そういう事じゃないと。それはよかった。いや、心当たりがある訳じゃないですよ!

でも何か深刻そうですね……えっ……呪われたかも⁉

は? え、それっ、本当ですか⁉

そうですか……あの、色々と確認したいので、すみませんが、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?」

 

――エルモにこれまでの経緯を詳しく説明した――

 

魔道士エルモ

「……なるほど。そういうことですか。大体の話は分かりました。古代魔法はちょっと管轄外ですが。

一つ確認したいんですが、今は魔物が寄ってくるとかそういう事は、ないんですよね?

……そうですよね。だからこそフィロンさんは、あなたが呪われてはいないと考えた。

……今は、何かが呪いの効果を、少しでも和らげてくれている? でも、そんな代物そうそうないはず。

精霊の力を帯びた何かを、所持しているのなら話は別ですが。って……あれ? ひょっとして……

すみません。その小瓶に入った物はもしかして「精霊のしずく」ではありませんか?

やっぱり‼ それですよ‼ しずくを持っているから、今は魔物が寄ってこないんだ‼

強力な魔物は、しずくも無視して寄ってくる可能性はありますが、とりあえず今は、大丈夫そうですね。

なるほど。状況は分かりました。しかし、どうしたものでしょうね。

要するに、呪われていると……ぼ、僕のせいじゃないですよ!

しずくはあくまで魔物が寄るのを、抑えてくれるだけで、呪いそのものには無力ですし。

弱ったな……僕ではとても……そもそも基本的に、現代の魔法使いは、古代の魔法には太刀打ちできません。

その中でも特に強力な呪いとなるとこれは……。

あぁっ! すみません
不安にさせるつもりではっ……

……不安……ですよね?

そもそも、どういう呪いかすら、まだよく分かっていませんし。

分からないっていうのが、ある意味一番不安を煽りますよね。分かります。で、僕も本ばかり……って、あぁ、いえっ、ですからね。

つまり、少しでも情報を集めるのが一番いいと思うんです。

かといってフィロンさんは、呪われたら最後、お手上げだと、言っておられたようですし。

うーん、ディアン=ケトの、バロル司祭なら……いや、流石にディアン=ケトは遠すぎるか……

……一つ、心当たりがあります。ほとんど噂のレベルでしか聞いた事のない方なんですが……

「北の賢者」ってご存知ですか?

要塞都市フォーゲルブルグに昔から住んでいるそうなんですが、噂に聞く限りでは凄い方みたいです。

深き知恵と、誘惑に折れぬ強き心と、敵を退ける力を兼ね備えた方だとか。本当なら、完璧な方ですよね。

フォーゲルブルグも少し遠いですが、ディアン=ケトよりはマシですし。

少なくとも、呪いの種類くらいは、見分けていただけるのではないかと。行ってみる価値はあると思います。

ただ……ティナさんには相談して下さい。流石に遠出となりますと、色々と手続きや許可も必要ですしね。」

 

 

 

 

 

ティナ~やっと王都から出れるよティナ~

 

小隊長ティナ

「どうだった? 何か分かった?」

 

エスト『旅立ち』クリア

 

 

 

 

ティナに話しかけて、クエスト『旅立ち』がクリアしたとこで第一章は終了。ちょっときり悪いけど、ここで切ります。

 

 

 

 

やっと王都から出れる……!!

 

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