第一章『魔物の蠢動』その23
エルツィオン旧街道3
王国軍兵士エルマンノ
「あいつ……頭痛の種のくせして、なかなかやるな。
うむ? また一人来てくれたのか。
そうか。
存外、我々の志は同じなのかもしれんな……
あぁ、あの魔物は何とか追い払った。
頭痛の種のおかげでな。
それで、お前も私に用があるのか?」
クエスト『王国兵とオルクスの剣』クリア
王国軍兵士エルマンノ
「そうか。調査員殿が心配して……私は大丈夫だ。はるばるご苦労だったな。」
王国軍兵士エルマンノ
「うん? あぁお前か。
お前も確かソード・オブ・オルクスの隊員だったな。ふむ……
すまない。手を貸してくれないか。私は地質調査員を護衛するべくこの地に来た。
しかし運悪く、王都を襲う例の魔物に出くわしたのだ。ひとまず護衛対象だけは逃がしたがな。
だが我々は例のあの魔物に、ことごとく剣を折られてしまったのだ。命までは奪われずに済んだが、危なかった。
どうしたものかと思っていたところ幸い、この頭痛の種男が私を助太刀に来て、魔物を追い払ってくれたのでな。
おかげで護衛対象にもう危害が加わることはないだろうが、奴の剣も折れてしまったようだ。
我々はこれ以上魔物を追えない。せっかくあの憎き魔物を打ち倒すチャンスなのだが……。
頼む。我々の代わりにあの魔物を追ってくれ。今という時を逃したくはない。
何か使える物をくれてやりたいが生憎と折れた剣の一部しかない。一応渡しておこう。」
――折れた剣を、強引に押し付けられた――
王国軍兵士エルマンノ
「街道の奥にある賢者像には、街へ戻る転移魔法が備わっている。いざとなったらそれで逃げるといい。
無論、準備も必要だろうが。お前の準備が整っているなら、あの魔物を追ってくれないか?」
王国軍兵士エルマンノ
「頼む。
あの魔物が去って、まだそれほど時間はたっていない。」
君たちあれやね、転職試験会場で喧嘩してた二人組だね。
この時の。
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