MMOはレモン味|レモちゃんのオルクスブログ

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第一章『魔物の蠢動』その19

ガレリア王

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ティナから。
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―なにやら忙しそうにしていて、こちらに気づいていない様子だ―

―話しかけようと近づいたその時、ティナは振り向きざまに剣を振り抜いてきた―

―腐ったレモンはとっさに避けたが、よく見ると刃は首の辺りで寸止めされている―

小隊長ティナ

「あ、避けられた!?

これは……大したものね。

あぁ、驚かせてゴメンね。よくやるのよ。この「不意打ち」を。

洗礼みたいなものよ。とっさに避けられるようになったら大体一人前と思ってるんだけど……

初めてで、いきなりかわせたのはあなたくらいじゃないかしら。

大したものよ、本当に。」

小隊長ティナ

「あぁ、忘れてた。お帰りなさい。

それで、フィロンはどうだった? 何か使えそうな話は聞けた?」

エスト『革手帳と、太古の杖と』クリア

小隊長ティナ

「えっ⁉ 森にあの魔物が出たの⁉ 

本当に?

……そう。アイツが出たのね。また……

で、そのせいでフィロンからは交換条件をもらったと。わかった。ありがとう。

でも、これはちょっと面倒そうね。」

小隊長ティナ

「学者っていうのも面倒な人種よね。

ひょっとしたらこの世界の一大事に繋がるかもしれないのに。」

小隊長ティナ

フィロンからの依頼は、森に出た魔物が持っていった杖と手帳を取り戻すことよね?

確かにあの魔物は、危険だわ。討伐隊が組まれる程にね。

それくらい危険な相手となれば、並みの腕じゃまともに戦えないわ。

王国も、みすみす子飼いの戦士を無駄死にさせるつもりはないしね。

でもあの魔物は神出鬼没なのよね。一人で追いきれるかどうか……。

他の隊に任せてもいいんだけど、もし魔物を倒しても杖と手帳なんて……無視するわよね。

隊を超えた命令なんてできないし、そもそも説明が難しいわね。

できればうちの隊で倒したいところ。

でも、規則違反をするのは……。

うーん……そう、うちの隊で……。

そうね、あなたに手伝ってもらうってのはどう?

「不意打ち」にすぐ反応出来るくらいだし。……いけそうじゃない。

腐ったレモンあなた、転職試験を受けるつもりはない? 多分後々までずっと役に立つと思うわ。

転職して就くことができる上位職はそれだけで実力証明にもなる。

ソード・オブ・オルクス内でもこういう職についてるって事はある程度の肩書きの代用になるの。

当然、主戦力としても期待されるし、凶暴な魔物の相手なんか、禁止どころか、推奨されるくらいよ。

あなたがあの魔物の討伐に力を貸してくれたら、私としても心強いわ。

試験を受けるつもりがあるのなら、私にその旨を伝えてね。いつでもいいわ。

きっと、あなた自身のためにも役立つことになると思う。どう? 今すぐ転職試験を受ける?」
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小隊長ティナ

「それがいいと思うわ。

準備が出来たらこの街にいる商人のレナータという人に話しかけて。

彼女が転職の監査を務めているから。」

ちなみに転職あれこれ職業あれこれについて詳しく知りたきゃこっち↓

remochan.hatenablog.jp

はい、というわけで転職。
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商人見習いレナータ

「はい、どうも。

実力を証明して、色々なお仕事がしたい。そんなあなたのための、転職試験。

ガレリア王国との契約で、転職試験官として働かせてもらっています、私、商人見習いのレナータが、あなたの実力を調査します。

ここに各職業の偉い方々が、素養のある人を見極めるための方法を書いてくれた書物があります。

私がこの書物の内容を参考に、あなたに合った職業の試験を課します。

原則的には二種類の職の試験を受けられます。

この試験を無事クリアできたら、なりたい職業への転職資格が得られるというわけです。

あとはもう一度私に話しかけて、転職の決意を伝えてくれれば、晴れて資格を得た職へと転職完了。

スキルは一旦全てリセットされますから、新しい職業で何を覚えるかよく考えてから再度スキルを振りなおしてくださいね。

くれぐれもそのまま、敵地に突入しないで下さいよ?
あ、そうそう、一度転職してしまうと、もう片方の職になることは出来ませんから、身長に選んでくださいね。

ちなみに、試験を受けて転職資格を得るだけなら、両方の職で資格を取ることも可能ですよ。

両方受かった上で、悩みに悩んでどちらか片方に決める。そんなやり方もアリってわけです。

迷っているなら、とりあえず試験だけでも両方受けちゃってくださいな。」

ちなみに転職後に職変えたかったら課金鏡使えばおっけ(同系列の職、そうでない全く違う職にも転職可能(鏡の種類が違う))。
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うわ、げろ高。

あい、つづき。
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商人見習いレナータ

「はいはい、その言葉をお待ちしてましたよ。ぜひ挑戦してください。

それで、どの職の試験を受けたいんですか?」

転職試験内容は職によって変わる。今回はウィザードでいきます。

商人見習いレナータ

「ウィザードですね。分かりました。

では試験の内容を説明しますね。

ウィザードは知の探究者であり、精霊の探求者です。

知を求めるために、あらゆる努力を払うのが、ウィザードというわけです。

そのウィザードが愛用する知の源泉として、賢者の石があります。

水銀、硫黄、哲学者の卵、の3つからできるアイテムです。

もう試験の内容はお分かりですよね。この3つを集めて、賢者の石を精製することができれば、合格ってことです。

ただし、賢者の石は特定の月・星・太陽の配置の時にしか作れません。

つまり、精製にはタイムリミットがあるってことです。

今から水銀、硫黄、哲学者の卵を落とすモンスターがいる洞窟へとお送りします。そこで、リミット時間までに材料を集めれば、クリアです。

でも時間を過ぎていたら失格ですよ。精製が成功する時期を見極めるのは、大事な能力ですので。

ちなみに洞窟の場所は、幸いこの近くなので、私がさくっと転送してあげられます。

準備が出来たら試験会場にお送りしますよ。」

あい、転職。
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商人見習いレナータ

「わかりました。それでは手続きいたしますね。はい。おめでとうございます。」

再びティナの元へ戻ります。
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小隊長ティナ

「おかえりなさい。

結果は言わなくても分かるわ。でも一応報告はしてね。」

エスト『転職試験』クリア

小隊長ティナ

「無事受かって良かった……実を言うと、安全に試験を受けられる状況じゃなかったのよ。

私もついさっき報告を受けたけど。どうも会場の中で、異常事態が発生していたみたいなのよね。

あなたはあれと遭遇せずに済んだのね。本当によかった。」

小隊長ティナ

「さっきも話したけど、一大事よ。あなたが試験を受けている間に、転職試験会場に魔物が出たって話よ。

場所が違ったから、あなたは偶然出会わずには済んだみたいね。でも、被害は結構大きかったみたい。

あまり人がいない場所とは言え、ソード・オブ・オルクスの本拠地でこんな事態が起こるなんて。警備が甘いわね。

特徴から見て、犯人はこの間、森を襲ったあれで間違いなさそうなのよ。私はこれからみんなを招集する。

あなたは一足先に、会場に向かいなさい。」
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小隊長ティナ

「かけつける準備が出来たら、私に話して「転職会場へ」を選んで。」

行きます。
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小隊長ティナ

「試験会場でどうするべきかは、先に到着している隊員に聞くといいわ。」

転職試験会場


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傭兵ハーマン

「クソっ‼ 最低だ。あのカカシ野郎、麦一粒だって守れやしねえぜ。あいつのせいで魔物に逃げられた‼」

傭兵ハーマン

「ん? どういう状況かって?

あそこの兵士、あいつのせいだよ。ここの入り口塞いでやがったんだ。

王国軍兵士だけで魔物を始末しようとして、入り口を封鎖したまでは良かったんだろうが、人手が足りずに抑えきれなかったってとこだな。

俺が無理矢理入った時にはこの有様だよ。

甚大な被害を出した挙句、魔物には逃げられちまったわけだ。

王国軍の奴らはいつもこうだ。俺達ソード・オブ・オルクスをまったく信用しちゃいねぇ。

信用しないだけならまだ良いが、通せんぼして、被害を広げてりゃ世話ねーぜ、まったく……そんなに立ちんぼがしたけりゃな、畑でカカシの代わりに立ってろ‼ あのカカシ野郎め‼

あぁ、わりぃ。頭に血が上ってた。

で、とりあえず現場検証してたんだが、何かボロボロの手帳を見つけてよ。ただ何書いてあるのかさっぱりでな。魔法に詳しい奴らがよく使う字だと思うんだが。

ん? これ、お前の探し物なのか? へぇ、ティナ小隊長に頼まれてか。
それじゃ持ってくといい……って、ああそうだ。あのカカシ野郎に、許可をとらねえといけないんだ。

ここのもの持ち出すのにも、いちいち検査かけやがるんだよ。とりあえず、兄弟あんたに渡すよ。

カカシ野郎に許可を取ってから持って行けよ。」

カカシ野郎へ

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王国軍兵士エルマンノ

「まったく面倒なことしか起こさないから、お前達はやっかいだ。施設の一つも護れんとは。

あぁ、帰る前に必ず私に許可を取るように。門番の任務は続行中なのだからな。」

選択肢:会話

王国軍兵士エルマンノ

「まったく先輩達の言うとおりだな。傭兵どもは品がない。我々の手柄を横取りする事しか能が無いと見える‼

ああいう輩に手柄を取られないため、私みたいな門番が必要になるんだ。私の頭痛はあいつらのせいだろう。

品がないだけならまだしも、常識すらない。いくら私が邪魔だからといって、人を水路に突き飛ばすなど!

そんなに剣を振り回したければ、城の庭で芝でも刈っていればいいのだ。

あぁ、いかんいかん取り乱した。そもそも頭痛の種に庭の手入れなど任せられるか。

それで、お前は何しに来たんだ? ……ふむ。遺留物の持ち出しか。本来なら許可したくはないが。

どうやらお前は正式な任務として、その手帳を探しているようだな。正規の手続きなら仕方ない。

所属と名前をここに……ふむ。よし、これで手続き完了だ。」

んじゃ帰ります。

王国軍兵士エルマンノ

「さっさと戻れ。本来ならここへお前達を通すなと、先輩からきつく言われていたんだ」

小隊長ティナ

「最近急にキナ臭くなってきたわね。

まぁ、そもそも安穏とした状況なら、私達は必要なかったわけだけど。」

小隊長ティナ

「現場に誰かがいたら、その人達に状況を聞いて、するべきことを判断して頂戴。」

エスト『急襲する影』クリア

小隊長ティナ

「これ……フィロンに頼まれていたあの革手帳じゃないの⁉

……そう、魔物には逃げられたのね。

でも確実に一歩前進したわ。アイツを逃がしたのは惜しかったけど……残るは杖だけね。」

小隊長ティナ

「ひとまず手帳の方は手に入ったわね。ただ結局、あの魔物を見つけないと残る杖が手に入らないのよね。

あの魔物は3年前からずっと、王国軍や私達が探し続けていたけど、未だに居場所がわからないの。

たびたび出没することから、近隣にいることは確かなはずなのに。

かなり、賢い生物なんでしょうね。

さて、この手帳はフィロンとの約束の品でもあるけど、同時にあの魔物の遺留物でもある……。

この意味分かる? ひょっとしたら、魔物の住処の手がかりがここにあるかも知れない。

手帳についた草や、砂。ひょっとしたらそういう物から、元々あった場所が調べられるかも。

もちろん確実ではないけれど。調べてみる価値はあるでしょう? まぁ、エルモの案なんだけどね。

状況を彼に話したら、是非その手帳を調べてみたいって。その時あいにく手帳置いてきてたのよ。

ちょうどいいから、あなたが持って行ってくれない?

今ちょっと色々手続きで忙しくて。」
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小隊長ティナ

「頼んだわ。」

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