今の状態で街の人々と話してみる―魔物の蠢動その4―
ガレリア王都
小隊長ティナ
「王国軍兵士がどんどん戦争に送られている。
幸か不幸かそのせいで、ソード・オブ・オルクス下層の発言力が少しマシになってきた。
もっとも人間同士の争いに兵力を取られているんだから、手放しには喜びがたいわね。」
「健康な今のあなたのまま、ちゃんと帰ってきなさいね。」
魔道士エルモ
「要塞都市に住む「北の賢者」は、深き知恵と、誘惑に折れぬ強き心と敵を退ける力を兼ね備える方だとか。
何かもう完璧すぎて、人間離れしてますよね。どんな方なんでしょう……」
他変化なし
エルツィオン旧街道1
番兵ニノ
「うんまぁ、今日はよく寝られた方か。
昨日は酷かった。
夜と合わせても12時間しか寝られなかった。
それに比べればね。
本当はもう2時間くらい寝たいけど。
あぁ、眠い……」
上官ベルナルド
「あぁ君か‼ 助かったのか。
いや良かった。心配していた。
あぁ、私も無事だ。
しかし不思議なものだな。君があの杖を手にしたとたんに、あの魔物が怯えて逃げたのだから。
おまけにそれ以外の魔物はわんさか君へ寄ってきたし。
いやはや本当に無事でよかった。」
エルツィオン旧街道2
行商オラツィオ
「私はロウソクや石鹸、カンテラ等を作っては売り歩いております。
行商には私の娘も同行していたのですが、先日私の馬車から飛び降り、そのまま行方をくらましてしまいました。
本当に心配でたまりません。最悪のことばかり考えてしまう。あぁ、本当にどうしたものか。」
調査員ドナート
「この辺りは昔、光の賢者が鉄鉱石の存在を教えてくれたとされている、ガレリア始まりの伝説の地なのだ。
だから多少無理をしてでも、調査員が派遣されることになった。それがこんなことになろうとは……
私なんかのために、二人も。
……いや、違う。
まだ終わったわけではあるまい。
そう思いたいが、相手が悪すぎる。あの魔物は、王国を脅かし続けた、3年前のあの魔物とよく似ていた。
頼む。助けてくれ‼ うまく二人を逃がしてくれ。君に無茶を強いるつもりはない。
ただ3人で上手く生き延びて欲しい。頼む、お願いだ。助けてくれ。」
エルツィオン旧街道3
王国軍兵士エルマンノ
「なりふり構わず助けに来るとは、例の頭痛の種も、民を護るために戦うという意思は、我らと同じようだな。
品が悪いのは相変わらずだが……
それに乱暴なのも相変わらずだが。
しかし腕前は、確かだった。
確かな腕と信念がある者は、敬意を持つに値する。
品は悪いが……」
傭兵ハーマン
「護衛対象を逃がすために、身を挺して戦い抜くとは、あのカカシ野郎大したもんだぜ。
俺はそういう奴は好きだ。
ま、口やかましいのは相変わらずのようだがな。」
エルツィオン旧街道4
少女ビナ
「伯母さんは昔ね、命のロウソクの話をしてくれたの。
命のロウソクの火をつけたり消したりすることで、人が死んだり生き返ったりするんだって。
伯母さんはロウソクのことに凄く詳しいから、きっと命のロウソクを付けなおす方法も知ってるはずだよ。」
光の賢者像
「―足元の石板に文字が刻まれている―
「地が吹く炎は全てを奪い去る。しかし足元を見れば豊かな鉄を見つけるだろう」」
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